2014-01-01から1年間の記事一覧

瞑想の庭 見どころその5

それは窓 庭の中の窓は、室内の窓とはまた違って それ自体が一つのオブジェ。 あいだからのぞく一輪の赤いバラが一幅の絵となってみられます。 窓辺に飾ったガラスの小瓶や、しょく台なども 空間のさりげない引き締め役となってささやかな物語を紡ぎます。 こ…

「瞑想の庭」見どころ その4

水辺のコーナー 草木の緑に守られて、生き物たちが集います。 水中の生き物と戯れる?小がもに、そっと見守る母がもの姿。 庭には生き物の気配が必要です。かすかな水音をたてて池に注ぎ込む清水も はぐくまれる命を感じさせます。 このコーナーにはあえて葉…

国バラ「瞑想の庭」見どころ その3

庭を囲む丸太材の縁取り。 飯能地産の西川材の丸太です。木端の○○とした形の連なりが この庭のテイストの曲線を多用したやさしさを生かすかと考え、使いました。 ウエイブの形状ですがポイントごとに厚みを出して設置、庭の重みに対処しています。 実際の造…

「瞑想の庭」 見どころその2

いくつかの小さな花壇 小道をたどる時、次々に現れるシーン その立役者が花壇。 バラを中心に、季節の草花がいろどりをそえます。 ヒューケラやミヤコワスレなど、宿根草を。 ローメンテナンスで落ち着いた雰囲気がでます。 ショウの庭ではカスミソウや矢車…

「瞑想の庭」の見どころ

いくつかありますが・・・ そのひとつが園路国バラではおよそ8坪の小さなスペースでしたが 心は、おおきな庭園においても同じです。 園路をうまく組み込むことで庭のそれぞれのスペースを くまなくめぐることができるのです。 いわば小さな庭園散歩。 そん…

国バラ幕をとじました

「瞑想の庭」が・・・ お題のバラ色の人生にぐぐっとひかれて (キャスティングが愛らしいバラたちの勢ぞろいとなってしまったためでした。) 明るく華やかな庭に・・・ 微妙な違和感のうちにも、「素敵ー!」「綺麗ー!」「ここが一番好き!」、 「こういう…

シラサギゴケの小道

門から玄関に至る道シラサギゴケがいっぱいに広がりました。 昨秋につくらせていただいた庭。 続く小さな庭も芝生代わりに、シラサギゴケがひろがっています。 この春先のシーズンはシラサギゴケをうえた庭はまるで地上の楽園ー。 あちこちの私の手掛けた庭…

TOMIの庭の草花そして木

デッキから眺めると・・・花も木も春ですね 園路を行くとき 木々に囲まれた空間は草花の春ー地面いっぱいに花ニラが星のように咲きこぼれていたのはついこのあいだ 庭ははや、選手交代ー、みやこわすれが地面いっぱいに咲き ピンクやカーマインのチューリプ…

ラヴィアンローズ バラ色の人生

ポールズ・ヒマラヤン・ムスクに バラ色の夢がゆれて 健やかな眠り さわやかな朝 今年の国際バラとガーデニングショーのテーマを写真でイメージしてみました部屋はコッツウォルズ、バイブリーの「バイブリーコート」 ふわふわの広い大きなベッドは、天蓋つき! …

国際バラとガーデニングショウに

閑話休題ー「TOMIの庭」からニュースをお知らせです。これは昨年度の「TOMIの庭」の国バラ出展作品、「マイフェバリットガーデン」のコーナー。 今年も鋭意造園いたします。 ことしは落ち着いた精神性のある大人の庭をめざします。 「瞑想の庭ー Pra…

巨大なトピアリーのうちがわは?

時代を経た巨木ともいえるトピアリー。 イチイでしょうか。 白く白骨化したような古枝が内部を支えていました。 たゆまぬ手入れがしのばれます。 このように壮大なスケールの庭も、tiisana愛らしい村村で目にした小さな庭も ともかく心をこめた手入れにはど…

バイブリーを発ちー

ローマ時代に征服された歴史のある砦の遺構 ー刈り込みも堂々としています! 田園の道をさまよって道をたずねるとー、地元の方にすすめられ たずねたのがここ。スードレーキャッスル。 田園ではちょっとした街、ウィンチカムにあります。 当地での観光スポットで…

忽然とあらわれたピクチャレスキュな村

建物の裏側にも 壁にはわせたイワガラミ丘の上の道をとろとろと登ってゆくと、森の中に数戸?からなる村が現れ みごとな植栽にみほれました。 何世紀にもわたって、ほとんどそのままの姿を保ってきたような建物のすがた。 古いというよりは、懐かしさあたたか…

コッツウォルズでは羊は友

ハチミツ色の石垣には羊返し? そして住宅のまわりのオブジェは羊!文明の進歩からは取り残されたけれど 一回りもふたまわりも時が巡った今 なにが幸せかー、あらためて考えさせてくれる場所ー そこがコッツウォルズなのかと思います。時代に即応するばかり…

水のある風景にいやされる時

大切に守られてきた流れです 水のある風景が好きー 水は時に洪水という自然の脅威をもたらすけれど 水なくして人の生命、暮らしは成り立ちません。 穏やかな水の流れを見つめていると生命そのものの命を感じます。 水底に憩う魚や水草、キラキラと光る小石に…

バイブリーは水の村

コッツウォルズにはピクチャレスキュな村々が点在しています。 どれもこれもピースフルで美しい。そのなかでひときわの魅力を付け加えるのが 美しい水の流れのある風景ー。 モートン・オンザウォターなどは豊かな水の流れにめぐまれて 河畔は美しい風景をつ…

野見山暁二に出会う

たまたまのチャンネルで出合った老画家とその作品ー もしや「野見山!?」との、なんとはなしの予感はまさに! そしてひきつけられるままに見続けているうち あの東北大震災に彼がどう対峙したかがかたられた。 彼が訪れた三か月後の東北の地ー。人間のなし…

たどりついたバイブリー

バイブリーの初めての景色 レンタカーをかって御釈迦様の手のひらをとびまわった孫悟空のように コッツウォルズの田園の道を巡り巡ってバイブリーにたどりついたのは モートン・イン・マッシュの「ホワイトホテル」を出て一日を経た夕刻。 バイブリー・コー…

閑話休題 春がきました

雪がとけるやいなや芽をもたげて素晴らしい自然のパワーです。 あっと言う間に、次々と春の花々が登場。 クリスマスローズは庭のあちこちで個性的な姿をみせ バイモはひっそりと、でもじつはパワフルな成育のスピードで 雪柳はさすが春の花らしく、楚々とし…

御世話になりましたー ピッチングカムデン

街の真ん中に中世の羊毛市場の建物がのこされています。 はちみつ色の石造りの街この小さな街から私のコッツウォールズ小さな旅がはじまりました。 あいにくの?日曜日の到着で、レンタカーの手配ができず 困っていたところホテル・ノエルのスタッフのお姉さ…

リーフガーデンは緑の海

ヒドコットガーデンの魅力はつきることがありません。 整形式ガーデンの合間の谷筋の様な所につくられたリーフガーデン。 花もそれなり咲いていますが、ライラックやウツギなどの花木の下に りっぱな大きな葉をひろげた植物がうっそうと茂っています。 ワイ…

木漏れ日に似合うイングリッシュデージー

森の中の小道をぬけると・・・ 華やかにいろどられたガーデンに囲まれるような窪地の傾斜地に広がるリーフガーデン。 よく育ったホスタなどがダイナミックに葉を広げて おおらかな気分のよい空間になっています。 森の気があつまったようなこの空間でしばら…

エントランスのフラワーアレンジメント

野の花を集めたような・・・ ヒドコットマナーガーデンでは見学は邸宅の玄関から。 階段の入り口などのアレンジメントにも庭への期待がたかまります。 庭から今朝摘んで来たようなみずみずしさ。 ほんとにさりげなく、でもよく見れば、庭のあちこちから 吟味され…

日時計のある庭そしてー

ヒドコットのの庭を経めぐっていゆくと こんなコーナーにであいました。 日時計を中心にしたイエローガーデン。 太陽の光との親和性で黄色の庭になったかと、納得です。 緑豊かにそしてユーフォルビアの立派な開花した姿を中心に 様々な黄色の花を植栽してい…

ナチュラルな植栽

ヒドッコットガーデンの整形式の花壇を通り過ぎるとやがてこんなナチュラルな庭にでます。 やはり落ち着いたパープル系の花が多く 高さもボリュームもそれほどきちんと計算されたようではなく でもよくみれば美しいグラデーションでやさしい空気感をかもして…

レッドボーダー

ヒドコットガーデンのレッドボーダー まだアスチルベ以外の花は見えませんが、 シモツケやメギ(?)コルジリネなどの銅葉の植物がスタンバイ。 やがてカンナの赤、ヒメヒオウギスイセンのオレンジなどが加わって 盛夏には壮観なレッドボーダーがみられるはず…

ヒドコットマナーガーデンのトピアリー

ここも大庭園ゆえいくつもの庭にくぎられていました。 まるで迷路探検のように生垣やアーチで区切られた小道を行くと 思いもかけない別の風景が現れます。 このトピアリーは小鳥とはいいながらとても大きく その向こうは少し下がって、丸い噴水のある池の庭…

日本の藤が

ここはヒドコットマナーガーデンの邸宅の壁。 6月の中頃、藤が見ごろでした。 こんなふうに石の壁を一面に覆った藤はよくみました。 イギリスでは藤は壁に誘引して育てるもののようです。 とてもシックでレンンガや石の地味な壁がエレガントに華やいで そし…

パープルボーダー

これもシシングハーストガーデンです。 ゲートを入るとすぐに芝生の広場が広がって レンガの塀に沿って植えられたパープル系の花をつける植物群 アイリスやルピナスを中心にフウロソウなどの小花がちらほらと まだみせばには4分咲きほどで、ちょっと残念です…

シシングハーストガーデンで

庭は生垣や煉瓦の塀で区切られ、それぞれは異なったテイストで構成されています。 このようにまとまったスペースの中で庭を一つひとつ作ることで 個性的で素敵な庭つくりができてゆくのだとわかります。 ホワイトガーデンもそのひとつ。 6月のなかごろでは…