巨木を訪ねるー

遠い国にまでゆかなくても
巨木に会える場所があります。

これはプラタナスの根回り地下鉄丸の内線、新宿三丁目駅から徒歩3分の場所にあるここ。
ラクウショウの森がいきづいています。12月に入りすっかり落葉した巨樹の森です。
ヌマスギともいわれるこの木はすがたはメタセコイアに似ていますが
その大きな特徴は木根にあります。
地面からニョキニョキと立ち上がった根はちょっとタケノコのよう。
一本一本を見るととても個性的。小さな動物がたちあがったようです。
ウサギあり、リスあり、ミーアキャットあり、四足の動物の姿も見えて
あきることがありません。北米原産の植物がこうして生き生きと
異国の地で育っているのをみるのは感動です。

このすぐ近くには、スギ科の縁でレバノンスギの大樹もあります。
これもかねてから見たかったものなのではじめてお目にかかったときは
感動しました。チグリス・ユーフラテス文明の支えてでありながら
いまはもうほとんど見られなくなったという「幻ー」の樹木。
雄雄しい姿でここ新宿御苑の森でひそかにいきづいています。