新宿御苑 イングリッシュガーデン


英国風景式庭園新宿御苑の一角を占めます。
イングリッシュガーデンというと、まさにただいまブームとなっている
宿根草の草花などを主役にした自然風の庭がイメージされますが
時代とともに主流となるイングリッシュ庭園も変わってきています。
ここは明治の時代に進取の気性にとんだ日本人が作った庭。
大きなチューリップツリーの古木がシンボルとなって
豊かにうねった丘陵に広々とした芝生が広がり
遠景には中央入口方向からからみると
和風庭園の奥の常緑の森がひろがっています。
芝生の日だまりには幼い子を遊ばせている母と子の姿も散見。
のどかな風景が広がっています。
遠く新宿の高層ビル群も見えて、
イングリッシュガーデンのまさに現代日本風景式庭園化。
明治以来、人工も何もかもどんどん膨らんだ東京ー。
この新宿御苑も所有者を替え広さも変わり、幾多の変遷をへて今があるといいます。
都心から遠からぬ距離にあって美しい緑と景観を織りなす
新宿御苑は東京のみならず日本の宝としてよいと思います。