津波のあとー南三陸町

すべて震災津波のあとは想像をこえて               
すさまじいものがありました。
小さな集落はほとんど跡形も残さずきえうせ
夏草が茂る中に礎石がのぞくばかりー
人びとはどこに・・・

10メートルを超えた津波に飲み込まれた南三陸町
いくつかの鉄筋の建物を残し土台ばかりが
沈下し海水のにじむ地面につらなっていました。

中でこの鉄骨ばかりになった3階建ての建物が
最後の最後まで住民に避難を呼びかけ、ついには自らが
津波にのみこまれた役場職員の若き女性の殉職の場所でした。

町全体が完全に廃墟となっている現状は壮絶なものがありながら
その中でそれぞれの再起を誓う立て看板に東北魂の強靭さをみました。

すべてを失っても立ち上がる意思のあるところ
道はきっとひらける。そう思いました。

それにしても政治の力がなぜもっと復興に力を発揮できないのか。