作庭のこころにふれて


西芳寺庭園ー許可証もまにあわなかたのですが
拝観できましたー深謝。

高校生のころみたイメージとそうはかわらず、ほっとした部分もありますが
このたびは夢窓国師の心にふれる思いがしみじみー
その核の部分がここ。枯山水滝石組。発掘されての調査で滝石と判明、
国師の手になるところ。周囲は整えられてはおりませんが、
雄大なスケールを感じさせます。
銀閣を造営した足利義政はこの滝石組と泉水を模して
庭園の造営を行ったといわれます。
なるほどと思いましたが、一回り小さいものでした。

いくつもの庭をみてー確信したこと。
時代をこえて、庭は作庭者の人の大きさをうつします。
人格、感性、創造性、すべてをひっくるめた人間性そのものが庭には反映されます。
夢窓国師への人びとの変わらぬ尊敬の思いは
時代をこえて保たれいまの庭にひきつがれているのを実感しました。

そしてこのたび、思いもかけず美しかったのは広隆寺
聖徳太子をまつる寺。弥勒菩薩のお姿もかたじけなく拝観。
清らかにして典雅。
冬の寒さにありながらたわわに(!)赤い実をつけたもちの木、清らかな蝋梅の色も
ここにまつられた太子の慈悲とやさしさ、そして豊かな広い心を感じさせるものでした。

偉大な心に触れる庭めぐりー
人生常に発展途上。私も自分磨きにはげみます。
  (余分な贅肉もダイエットでおとしつつ・・・)