後水尾上皇の造園 修学院離宮

シンクロニシティーってありますね!
昨夜もー。このごろほとんどテレビを見なくなりましたが
(昼、机仕事をしてると夜はボーッとしていたいせいー)
このたびぜひ訪ねたいとおもっていた修学院離宮の特番と遭遇!
何度か訪ねている離宮ですがあらためてその美しい全貌にしみじみー ♡♡♡
なぜか昔から好きだった雄大な大刈り込み。誕生のそのわけも模型入りで解説。
上皇の深くあつい思い入れにあらためてうたれました。

世はもはやあらがえない徳川の治世。そんな状況下、才能にも行動力にもそしてー
血筋にも恵まれながらもままならぬ身ー
上皇はその無念(その身内には涙にならぬ涙が幾度ながれたことでしょうー)を
後半生、修学院離宮の造営で果たそうとしたのだと十分想像できました。

十分に広すぎるほどの棚田をそなえた異風の庭園と、京の都を一望にする類まれな広大な眺望とは
上皇の心の世界をどんなにかなぐさめなだめ、気を晴れ晴れさせてくれたことだったでしょう。
ここで上皇は、二条城にみるような、ただ絢爛豪華なだけの武家にはない
公家貴族の築いてきた雅な世界を、それは最後のあだ花のようだったかもしれないにしても
見事につくりあげてみせたのです。いわば天皇家の高潔なる衿持であったと思います。

やりとげたその仕事のあとが修学院離宮ー。思わずお見事ー☆☆☆、と拍手を送りたくなる気持ちです。
  今度も京都旅、必ずゆきます。

造園は偉大な芸術。そのエネルギーはやはりハングリー。
ハングリーのうむ芸術は人生を豊かなものに、そして多くの者に力を与えます。

後水尾上皇に乾杯ー!(今夜も少し飲みました。)

  ☆それにしてもシンクロニシティー、なにか縁のある私です。この話はまた・・・