マダムプランティェ


この庭のやさしく曲線を描くアイアンのフェンスに
からませるバラはー。
オーナーがあれでもない、これでもないと
選びぬき、最後に残ったのが
オールドローズの白のつるばら、マダムプランティエ。
すごく大事にそだてられています。
幸いに何本ものシュートにめぐまれ、のびのび枝を伸ばし、
ジキタリスやラムズイヤーの茂みにつつまれて
今年の春にはすてきな風景を作って、道行く人にも
たくさんの微笑みをくれるでしょう。
私も近くを通りかかるたびのぞきます。
ちなみに、ただいま洋風の庭で主流となっている
自然主義的イングリッシュガーデンの創始者
ガートルード・ジーキルもこのバラをこよなく愛し、絶賛しています。
ブッシュにもよく、木に絡ませてもよく、勿論フェンスにも。
このバラの優雅な色、姿は何者にも勝って美しく絵画にも繰り返し描かれて。
さすが、こだわりはのオーナー、K氏。よくぞと拍手です。