修学院離宮 胸のすく大パノラマ

離宮と下離宮と標高差は
40メートルあるといいます。
大刈り込みのつづら折りをのぼりつめると


突然視界が開けます。
「わあぉー!」、と思わず声をあげました。
絶景ですー。
鞍馬から北山、愛宕山、嵐山へとつながる
京都盆地を巡る山々に大きくふちどられた庭。 誠に雄大な気分をあじあわせてくれる庭。

いつもながら「好きだなー。」と思います。
よくぞこんなにも思い切った庭をつくったことと
後水尾上皇にあらためて敬服の念をささげます。

浴龍池ののびやかさがなんとも気持ちよく
この世の憂さはすっかり消えます。
そして、造営当時の茶屋、窮遂亭の簡素ー!
「眺め以外は何もいらぬ。」といった
潔さがじんときます。
高潔なお人がらだったことを想像しました。