造園のディテールーその4  寄せ植え

庭つくりは常にランドスケープおよびシーンとして考えている。


だから、ディテイルとして完結している寄せ植えには
基本的にあまり関心をもっていなかった、というのが率直なところ。
でも今回のショーの庭では積極的に寄せ植えをこころみてみた。
よく訪ねる瑞穂ジョイフル本田の主任の「お姉さま」が名手で
相談したところ、10日前の植えこみがベストという情報をえて
ハンギングを二個、そしてもともとあったコルジリネを主役の寄せ植えを二個。
どちらも庭のシーンのアクセントとしての役割をもたせた。
ハンギングは「ミッドナイトブルー」がブルーの壁面を引き締めるように
コルジリネの落ち着いたトーンの赤は、あわいピンクのバラやマーガレットを穏やかにまとめるように
庭の両端においた。それ自体も赤からピンクの同系色でまとめ
全体の色調からから浮かないよう留意した。

TOMIの庭ではどんな植物も、われがちに主張することをしない。
それが心休まる庭つくりにつながると思うからー