沖縄ーニライカナイへの祈り

これ以上の平安があろうかと・・・ガジュマルの緑陰の丘の上の隠れ家レストランから

早、昨年となった沖縄への旅ー。
ワタリウム美術館の庭園ツアーのひとこまです。
沖縄は第二次世界大戦時、悲惨を極めた戦いの舞台となりました。
半世紀以上をすぎた今、南国の青い海と青い空、冬でも青々と茂る熱帯の植物は
平和そのものの楽園を感じさせてくれます。
でも楽園のむこうにはまだまだ忘れ去ることのできない悲劇の痕跡が色濃くのこります。
豊かな包容力とやさしさで私たちを迎えてくれる沖縄の人。
日本に属していたばかりにこうむった悲劇ー。
「沖縄を独立させてあげたらいいのにー。」と、基地問題を抱える今、しみじみ共感しました。
その昔の日本人がこうであったかもと、海の向こうの常世の国、ニライカナイを今も
拝み祈る沖縄の人を見て、なくしてしまったわがふるさとをおもうのでした。