パブリックスペースアート 庭園

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   コッツウォールズの古い町、ピッチングカムデンの旧家の庭。コッツウォールズには珍しく、草花の植栽は控えめで刈り込みと石造の構造物でまとめた重厚な庭が異色。屋根のつくりも草ぶきで伝統と格式を感じさせます。

庭園はアート。そしてパブリックに
庭園がオーナー個人だけのものでなく
広くみんなのためにあるものであるならば
庭園のありかたとしてどんなに幸せなことかと思います。

本来、「庭」は家にまつわる特別なスペースであったといいます。
そして「園」もまた、家の周りにある特別に囲われた場所であるとー
そうすれば結果として、庭園はパブリックとは正反対のプライベート空間、
ということにー
でも時代とともに暮らしのあり方は変わってきます。
かぎられた空間で多くのひとが暮らす時、庭園が閉じられた空間であるよりは
多くの人に開かれたものであることで其の存在価値を増してゆくことがあります。
公共空間として多くの人と庭園の価値を共有することでより豊かな空間をもつことができます。

私の造園、ガーデニングの仕事も其の延長上に考えたいと思っています。
パブリックスペースアートとしての庭園をこれからもライフワークとしてゆくつもりです。

  そんな空間づくりにむけて、多くの機会をぜひーー