園路 ガーデンウォーク

暮らしにとけこんだ庭を作るために園路の工夫は重要です。
居室から眺めるだけの庭はとても残念。

  勿論広い空間が得られるならば立体的な絵画のように
  建物に縁どられた庭の自然景観はすばらしいものにー。

  余談ですが、桂離宮などはその最骨頂。眺めてよくー、想ってよく、
  巡ればさらに素晴らしく。
  月見のシーンをもとりいれてまさに宇宙と一体の造営感覚。
  庭にあれだけの心血を注げる時代は素晴らしかったと思います。
  またまた話はそれますが、現代建築がそんな時代の文化の懐の広さを
  いくらかでも取り入れてくれたら、
都会の景観と暮らしやすさは数段魅力あるものになるのにと・・・
  
2009丸の内仲通りガーデンショーでの私の庭のテーマは「小さな庭の旅」
庭を巡る喜びを形にしたものでした。(おもえば人生初めての徹夜の造園作業ー。あの頃は若かった???)
庭はひとつの自然、小宇宙。毎日庭の「気」に接することは人生のリフレッシュ!
巡って楽しく、美しく、歩きやすい園路作りをこころがけたい。勿論主役は自然ー、植栽の魅力が一番です。