菊の国 ニッポン

なんともエレガントなこの色!!!実物はふかいビロード感のあるマゼンダです!


菊と刀」ー 正直な話、題名しかよんでおりませんが
その昔、日本の秋を初めておとずれた異国のひとにとって、
住まいの庭先や路傍のそこかしこを彩る菊の花は、いかにも日本的な
驚嘆に値する美的光景だったことと想像されます。
明治の開国以来かもしれず、ここ半世紀ほどの間にも
都市近郊の日本の自然はあきれるほどに荒廃の度合いをふかめてはおりますが
まだまだ田舎道を歩けば、菊の花の可憐さ美しさに目をとめることもしばしば
近頃イギリスでの庭作りでガーデナーたちがマムの魅力に
夢中という噂をききますが、さもありなんと思います。
そのなかでもこの写真の菊の花、その色。昨年の秋、田舎道を所用で運転中
菜園の縁にうえてあったのを目にとめて
ゆずりうけました。田舎道でまるで貴婦人のようなオーラをはなっていたこの菊を
私は、あちこちのTOMIの庭にふやして大事に大事にそだてています。
かのイギリスのガーデナーたちがこの菊をみたら
きっと羨ましい気がするに違いないと想像しつつ